ダイレクトボンディングとホワイトニング

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

全体的な治療を希望されていらした患者さんですが、今回は前歯部の治療の紹介です。

上顎の左右の中切歯(真ん中の前歯)に強い変色が認められ、隣接面に充填されているコンポジットレジンの形態も不揃いになっており、審美的に気になる状態でした。

失活歯(神経を取っている歯)であったため、まずはホワイトニングとしてウォーキングブリーチを行いました。

歯の変色が改善され、下の写真のような状態になりました。周囲の歯と色調が調和してきています。しかしながら、充填物はホワイトニングできないため、白くなった歯質との色のギャップが強くなります。

そこで、中切歯間のコンポジットレジンを除去し、周囲の歯質に合わせるようダイレクトボンディングを行っていきました。

右側中切歯(向かって左)のコンポジットレジンを除去すると下の写真のようになります。

右側中切歯のレジンを除去してみると、左側中切歯(向かって右)の形態が、その歯に充填されているコンポジットレジンの形態の影響により、曲がっている(傾いている)ように見えます。

左右の中切歯にダイレクトボンディングを行い、歯の形態や色調を合わせた状態が下の写真です。

術前写真と比較するとその違いがわかると思います。

術後

 

術前

 

歯の切削量は少なくて済み、コンポジットレジンの丁寧な積層充填で審美的にも機能的にも良好な状態にしていくのが、ダイレクトボンディングです。

丁寧な治療に勝るものはありませんね。

 

 

カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療  投稿日:2017年2月1日

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