歯の神経の温存のために MTAによる覆髄
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
歯を長期に亘って維持する上で大事なことは様々ありますが、そのうちの一つとして、歯の神経の温存があると思います。
もちろん、治療を進める上で神経を取らなければならないこともありますが、歯が薄くなったことで破折しやすくなったり、歯の知覚が無くなったことでトラブルに気付きにくくなったりすることがあります。
ですので、私達はなるべく神経を残すことを考えながら診療を行っています。
むし歯が進行している歯の治療で、むし歯を除去すると、写真のように神経が一部露出(露髄)してしまうことがあります。
赤く見えている所が、その部分になります。
従来あれば、露髄したら神経を取るということになりますが、MTAセメントという材料で露髄部分を覆う(覆髄)ことで、神経を温存することが可能となります。
白い部分がMTAセメントです。
この処置の予知性を高めるのに重要なのが、清潔な環境化での、隙間のない緊密な封鎖と言われていますので、当院では露髄が予想された場合、事前にラバーダムを装着し唾液等をしっかり排除した上で、マイクロスコープ下で処置を進め、最後はコンポジットレジンを使用したダイレクトボンディングや間接修復を行っています。
むし歯を除去した際の神経の状況によっては、そのまま抜髄に移行することもありますが、多くはこの方法で温存することが可能です。
MTAによる覆髄 33,000円、ダイレクトボンディング 33,000円になります。
カテゴリー:虫歯治療 投稿日:2025年7月18日