最先端の歯周病治療
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
歯周病によって失われた組織(歯周組織)を再生させるために現在も多くの研究がなされています。
歯周組織再生療法には、
・エナメルマトリックスタンパク(EMD)
・Guided tissue regeneration(GTR法)
・骨移植
・PRP(多血小板血漿)
・PDGF(血小板由来成長因子)
・BMP(骨形成蛋白)
などを応用した方法があります。
歯周組織が再生をするには、3つの要素が必要と言われています。
①再生の場(足場) ②細胞 ③シグナル です。
もう少しわかりやすくいうと、
①歯周組織が再生できる場所の確保 ②歯周組織の再生に係わる細胞 ③細胞に働き掛ける伝達(指令) です。
つまり、先程あげた歯周組織再生療法は、これらの要素を基に考えられた方法です。
歯科の治療は、失った組織に金属やセラミックスを詰めたり、入れ歯やブリッジを装着したりと、人工物で補うことが多い中で、歯周組織の再生は生体本来の組織で治るので、ほんとに治ったという実感があり、大学病院時代から興味を持って取り組んでいました。
先日も、EMDを応用した歯周組織再生療法を行いました。
EMD(エナメルマトリックスタンパク)は、歯の発生期に重要な役割をするタンパク質です。
セメント質などの歯周組織の形成に関わっているといわれています。
90年代後半に、このEMDを含んだエムドゲインゲルというものがスウェーデンで開発されました。
歯肉を剥離してきれいにした歯根面にエムドゲインゲルを塗布することで、EMDの作用により歯周組織の再生を促すというものです。
詳しくは、当院ホームページの”歯周病の治療(重度)”のところを参考にしてみてください。
実際私が行った治療例も紹介してあります。
適応がありますが、こんな感じで治るんですよ。
失われた組織が再生して、歯が長持ちするなんて、歯科医師として一番喜ばしいことですね。
カテゴリー:歯周病治療 ,治療例 投稿日:2010年12月12日