歯の移植

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

当院において、歯を喪失した際の治療としてインプラント治療を選択する患者さんが増えたと実感しておりますが、患者さんの口腔内の状況は千差万別で、インプラント治療が必ずしもベストというわけではありませんので、その患者さんのご希望と口腔内の状態を十分に把握した上で治療方法を決定するようにしております。

下のレントゲン写真の患者さんは、左下の第2大臼歯(写真では一番右下の歯)が歯根破折しており抜歯を余儀なくされました。

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一番後方の歯の欠損ということもあり、インプラントによる治療も考えられますが、患者さんは希望されておりませんでした。

そこで提案させていただいたのが、歯の移植です。

右下(写真では一番左下)だけに親知らずが存在しており、対合歯もなく機能していない状態だったので、これが有効活用できれば、入れ歯を入れたり、歯を削ったりすることなく、最も自然な形で欠損部を改善できます。

早速CT撮影を行い、欠損部の骨の状態と親知らずの形態を確認したところ、移植可能な状態でしたので、患者さんと再度相談させていただき、治療を進めていきました。

術前

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歯根膜を温存するように親知らずの抜歯を行い、

IMG_9956

欠損部の歯肉を剥離して、

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歯槽骨内に移植歯が入るスペースを形成し、

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移植しました。

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最後は、移植歯が動かないように、縫合糸と接着剤にて固定しています。

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術後

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しばらくしたら、移植した歯の根管治療を行っていきます。

インプラント治療もいい治療法ではありますが、歯の移植も症例の選択をしっかり行えば成績もよく、とても有効的な治療法だと思います。

自分の臨床の中でも、10年以上経過しているケースもあります。

 

 

 

カテゴリー:歯の移植  投稿日:2015年6月17日

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