歯を削る量を抑えた2ユニットのブリッジ(練馬区石神井公園の歯医者 たけのうち歯科クリニック)
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専門医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
患者さんは、2022年に右下が痛くて噛めないということで来院されました。
右下にブリッジが装着されておりましたが、支えている両方の歯にむし歯が進行しており、ブリッジが外れかかっているような状態でした。むし歯を除去すると、再度被せ物を支えられるだけの歯質がない状態であり、やむなく抜歯することになりました。
全体的な検査をすると、他にも2次カリエス(歯と詰め物や被せ物の境い目から進行したむし歯)が多数あり、
上顎前歯においては何度もクラウンの脱離を繰り返しているそうで、再装着した際のセメントがはみ出しており、歯との適合もいいとはいえない状態でした。
クラウンとコア(歯根に差し込んでいる土台)を除去し、歯根の内部を確認すると、レントゲン写真から想定した通り、歯根の奥深くまでむし歯が進行しており、クラウンレングスニングなども適応できないため、抜歯せざるをえませんでした。
今回は、前歯の抜歯後の治療についての紹介なので、詳しいことは割愛しますが、主訴であった右下の治療に関しては、入れ歯を避けたいということでインプラント治療を行いました。
そして、前歯の1歯欠損に関しては、2ユニットのブリッジを希望されました。
通常のブリッジであれば両方の歯を削ることになりますが、この患者さんのように土台となる2本の位置が互いにずれている場合、歯の神経を取る必要がでてしまうことも考えられますし、ブリッジの形態も難しくなります。(矯正治療を行えば回避することも可能です)
ブリッジにおいては、歯質の削除量を極力少なくできる接着性ブリッジという選択肢もあり、その場合どちらか一方の歯の削合だけで済みますが、今回は下顎前歯の突き上げも予想され、それでは脱離するリスクも高くなると判断しました。
そこで今回は、接着性ブリッジに比べると歯の削合量は増えてしまいますが、それでも削合は1歯だけに抑え、脱離のリスクを軽減できる2ユニットのブリッジにて、前歯欠損の回復を図ることにしました。
写真は形成後の写真です。1歯のみ、クラウンが装着できるように削合しています。神経は取っていません。
ジルコニアフレームのセラミックスブリッジを装着後、約2年後の写真です。
プラークコントロールも頑張って取り組んでくださっており、歯肉も綺麗に維持されています。
レントゲン写真より、片方の歯だけに被せてあるのがわかると思います。
メインテナンスでは、下顎の前歯が少し前に出ていることもあってブリッジへの突き上げが強くなりやすいため、注意してみています。
今回の2ユニットのブリッジは、保険適応外になりますので自費治療になります。(費用:ジルコニアセラミックスクラウン 154,000円×2歯)
噛み合わせや咬合力のかかり方、土台の歯の状態などから、適応が難しいこともあります。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 投稿日:2026年6月28日


















