メインテンスでの経過観察
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
本日は、大学病院時代から担当させていただいている患者さんがメインテナンスにいらっしゃいました。
患者さんは、以前手伝いに行っていたクリニックで勤務していたスタッフの叔母様で、全体的な歯周病治療を希望され来院されました。
上顎は、犬歯より後方にはコーヌスデンチャー(特殊義歯)が装着されていましたが、前歯のブリッジはグラグラで、抜歯が避けられない状態でした。
コーヌスデンチャーは比較的最近作ったらしく、自費の義歯ですから費用も大分かかったとのこと。
そのため、前歯の抜歯をして新たに義歯を作り直すのはどうかと思い、患者さんと相談の後、
今のコーヌスデンチャーにレーザー溶接にて金属床を延長し、増歯をすることにしました。
治療前 治療後
写真のように、前歯部への最小限の修理で、従来のコーヌスデンチャーを使用できるようになり、患者さんに喜んでいただいたのを覚えています。
その後、下顎の欠損部にはインプラント治療を行いました。
下の写真のように、一番奥の歯(銀歯)は既にインプラントで治療されておりました。
10数年前にインプラントをされたとのことで、私が担当し始めたのが6年前ですから、20年以上前ということになり、当時ではかなりの最先端治療だったと思います。
欠損部に2本のインプラントを埋入し、2次手術時にはインプラント周囲の粘膜の環境を整えるため、遊離歯肉移植術も併用しました。
下の写真は移植片治癒後です。
その後、インプラント上部構造物としてメタルセラミックスクラウンを装着。
現在は治療が終了しメインテナンスに入って5年が経過しますが、歯周組織の状態も安定しており、
本日撮った写真を見ても、インプラントの経過も良好です。
自分の行った治療が、患者さんの口腔内でしっかり機能して維持されているのは、いつ見てもうれしいものです。
これからもメインテナンスをしっかり続けて行きましょう!