クラスB滅菌器の導入

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

 

この度たけのうち歯科クリニックでは、あらゆる種類の被滅菌物に対応することができる、 “クラスB” の高圧蒸気滅菌器を導入しました。

インプラント・歯周外科・抜歯などの外科処置だけでなく、歯科治療には出血を伴う処置が多くあります。

近年、使用する器材も複雑な形態のものが多くなり、治療用器材を通じての交差感染防止のためにも、滅菌クオリティーを高める必要があると思います。

通常、器材の滅菌には高圧蒸気滅菌器を使用します。

歯科関係者でも知らない方はいますが、小型蒸気滅菌器は、医療先進国のヨーロッパ規格 EN13060 においてクラスB・クラスS・クラスNに分類されます。

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その中で、現在日本で一般的に使用されている高圧蒸気滅菌機のレベルは、 “クラスN” といわれるものです。

このクラスは、蒸気と空気の重量の違いを利用して空気除去を行い、その後に蒸気による滅菌をする “重力置換式” で、用途や被滅菌物の種類には限りがあると言われています。

一方、 “クラスB” は、滅菌前や乾燥時に数回の真空状態を作り出す “プレポストバキューム方式で、あらゆる種類・形状の被滅菌物を滅菌できるという性能があります。

滅菌クオリティーが高く、ヨーロッパでは導入が当たり前になっていますが、日本での導入率は5%以下とまだまだです。

 

確かな感染対策のため、この度当院で導入したクラスB滅菌器は、ドイツのMELAG社のバキュクレーブ31B+。

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他の海外製クラスB滅菌器もありますが、このバキュクレーブは、給排水作業の手間を省く自動給排水機能を備え、安定した水質を維持する水処理装置が装着されていたり、用途に合わせて選べる豊富な滅菌プログラムが搭載されているといった特長があります。

また、滅菌後は外気をろ過した空気により乾燥処理を行うため、乾燥中に外気に触れることなくきれいな空気を送り、より高レベルな滅菌処理が可能です。

優れた滅菌性能を安定して発揮できるよう清潔性・安全性・利便性に配慮した多彩な機能を備えています。

ボタンひとつですべての滅菌工程ができるので、取り扱うスタッフからも好評です。

 

この滅菌器の導入により、当院の滅菌クオリティーはさらに向上しました。

患者さんに安心して治療を受けていただくために、今後も徹底した衛生管理に取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:診療機器 ,院内の出来事  投稿日:2013年3月5日

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