歯周病治療は包括的な治療

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

 

歯周病治療には、診査・診断の後、プラークや歯石の除去、口腔清掃指導、虫歯治療、不良修復物の除去、噛み合わせの調整、予後不良歯の抜歯などの歯周基本治療を行い、その後に治療経過を再評価し、必要に応じて歯周外科治療や口腔機能回復治療を行って、最終的にはメインテナンスに移行するといった一連の流れがあります。

つまり歯周病をしっかり治すためには、このような包括的な治療が重要になります。

写真の患者さんは、歯周病治療を希望され来院された方ですが、先月全顎的な治療が終わり、メインテナンスに入ることができました。

写真は初診時に撮影したものの一部ですが、全体的に歯肉の炎症が強く、特に口蓋側(歯の内側)の歯肉の腫れが著しく認められます。

歯周ポケットの深さは、ほとんどの歯が7mm以上であり、中には12mmを示す部位もありました。

歯の動揺(揺れ)も2度(中等度)以上を示す部位を多数認めました。

レントゲン写真上でもかなり歯槽骨が吸収しており、保存困難と思われる歯もありました。

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まずは、先程も述べたように歯周基本治療を行い、歯周病を引き起こしたり悪化させる要因を徹底的に除去していきました。

また、前歯部においては、歯へ加わる力のコントロールと見た目の改善を図るためにクラウンを装着する計画を立て、仮歯の装着および根の治療を行いました。

患者さんはとても治療に協力的で、歯周組織の反応も良く、再評価の結果も良好であったため、歯周外科治療は右上の大臼歯部のみ行い、

当初は予後不良で抜歯しなくてはならないかと考えていた歯も抜歯をせずにすみました。

今回行った歯周外科処置は、麻酔下で歯肉を剥離して、根面に付着したプラークや歯石を除去し、歯槽骨(歯を支えている骨)の吸収が著しい部分に自家骨移植を行い、歯肉を復位縫合するといった術式です。

写真で、一番奥の歯の周囲の骨が著しく吸収してしまっているのが確認できます。

IMG_8355.jpgのサムネイル画像

このような徹底した歯周基本治療と歯周外科処置によって、歯周ポケットはほとんどの歯が正常な状態になり、ポケット測定時に認める歯肉からの出血部位の割合も、初診時の86%から15%へと大幅に減少しました。

歯周病の病状が安定したと判断し、最終的に口腔機能を回復するために、上顎前歯部にはメタルセラミックスクラウンを装着しました。

歯にかかる力のコントロールをするために、4本前歯をクラウンで連結しています。

支台歯やクラウンの形態を調整することより、歯列不正や歯冠離開(歯と歯の間が開いている)の改善を図り、歯周病の完治だけではなく見た目も良好になるよう配慮しています。

治療後です。

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初診時と治療後の写真は患者さんにも見ていただきましたが、歯肉の腫れや発赤は改善しピンク色の歯肉になり、気になっていた前歯も綺麗になって大変喜んでおられました。

患者さんの努力の賜物です。

歯周病治療は患者さんと二人三脚で治療にあたらなければ成功せず、それゆえに治療が終わってメインテナンスに入る時の喜びはひとしおです。

これからも年に数回のメインテナンスで長いお付き合いになると思いますが、この状態を長く維持し、いつまでもご自身の歯で生活が送れるようにサポートしていきたいと思います。

それが歯周病専門医としての使命だと思っています。

カテゴリー:歯周病治療 ,治療例  投稿日:2012年9月26日

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