審美歯科治療をする上で大事なこと

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

上顎前歯(真ん中の2本)のオールセラミックスクラウンによる審美歯科治療の紹介です。

IMG_1487.JPG

右側の前歯の根尖部(根の先)に違和感があるということで来院された患者さん。

レントゲンを撮ると根尖部に病巣が認められたため、装着されていたクラウンを外し根管治療を行いました。

根管内は大分汚染していましたが、根管治療をしっかり行うことで症状も消失しました。

根管治療後は、土台(ポストコア)を歯に立てて、その上にクラウンを装着するという流れになります。

写真では、右側の歯には根管治療中のため仮歯が装着、左側にはクラウンが装着されています。

根管治療を行った歯にクラウンを装着する上で、どのような仕上がりを希望されるか患者さんと話し合い、左側のクラウンの形態と根元の黒くなっているところも一緒に治していくことになりました。

これにより前歯の形態が対称的になり、より自然で審美的なクラウンを装着することができます。

IMG_2329.JPG

写真は、左のクラウンも除去し、土台としてファイバーポストを装着し支台歯の形態を整えたところです。

審美歯科においては、支台になる歯の削り方が重要で、歯とクラウンの継ぎ目が見えるとそこが黒ずんだりして見た目が悪くなりますので、歯肉縁下形成といって、歯肉の際よりも深いところまで歯を削り込み、歯とクラウンの継ぎ目が見えないようにします。

そして、形成が終わったら型取り(印象)です。

歯を歯肉の中まで削り込んでいますので、そのままではきれいな型取りができません。

歯の周囲に細い糸を巻き、歯肉を押し広げる(圧排)ことで、クラウンとの接合部や歯根形態の型取りを精密に行います。

IMG_2330.JPG

写真で、歯の周囲に黒い糸が巻かれているのがわかると思います。

患者さんに「糸を巻きますね」と言うとビックリされることがありますが、これが大事なんです。

行わないと型取りがうまくできずに不適合なクラウンが出来上がってしまいます。

支台歯形成・歯肉形態の調整・型取り(印象)など、ひとつひとつのステップを確実に行うことで、自然で長期的に安定した審美歯科治療ができます。

オールセラミックスクラウンは現在作製中ですので、装着したらまた紹介しますね。

 

 

 

カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療  投稿日:2010年10月23日

お気軽にご相談ください

最新記事

ジャンル別記事

月別記事

年別記事

〒177-0041
東京都練馬区石神井町 2-15-8 グリーンフォレストⅡ2F
03-6913-4618
石神井公園駅北口1分

地図・診療時間を詳しく

PICKUP CONTENTS

ピックアップコンテンツ

スタッフブログ

過去のスタッフブログはこちら

© たけのうち歯科クリニック
ページトップ